7月|強い陽射しを、しなやかに遮る。

邸宅外構における“遮熱設計”のすすめ
夏の陽射しが勢いを増す7月。
照り返しの強い舗装面、熱を蓄える壁面、室内まで届く西日――。
この季節、外構やエクステリアは想像以上に“熱”の影響を受けています。
特に富裕層邸宅では、単なる暑さ対策ではなく、
「意匠性」と「機能性」を両立した遮熱・日除け設計が求められる時代へ。
ここでは、見た目の美しさを損なわずに快適性を高める、
邸宅外構における遮熱・日除け設計のポイントをご紹介いたします。
邸宅外構における遮熱・日除けの工夫
1.植栽によるナチュラルシェード

落葉樹やつる性植物を取り入れた緑陰設計は、夏の直射日光を和らげるだけでなく、
四季の移ろいを感じる風景づくりにもつながります。
葉が茂る夏はしっかりと日差しを遮り、冬は落葉により自然な採光を確保できるのが大きな利点です。
・リビング前に落葉樹を配し、窓への直射をカット
・パーゴラやフレームに絡ませるつる性植物で、柔らかな木陰を演出
・植栽帯の位置を工夫し、窓から見える景色と日差しの入り方を同時にデザイン
2.パーゴラ・シェードの設計的活用

ウッドやアイアンのパーゴラにファブリックをかけた日除けは、
邸宅の外観に奥行きを与えながら、快適な屋外ラウンジ空間を演出します。
建物の外観デザインや窓の配置と調和させることで、
上質な印象を損なわずに日差しをコントロールできます。
・窓の位置や日射角度に合わせて、シェードの高さ・奥行きを設計
・カラーや素材感を外壁・サッシと揃え、統一感のあるファサードに
・開閉や着脱がしやすい仕様にし、季節ごとに調整しやすくする
3.床材の遮熱対策

タイルや天然石は、照り返しや輻射熱による体感温度上昇の原因になりやすい素材です。
淡色のタイルや遮熱効果のある素材、ウッドデッキや濡れ縁などを適切に組み合わせることで、
足元の熱さを軽減し、屋外空間の居心地を高めることができます。
・日当たりの強い場所には、明るい色調のタイルや石材を採用
・隣接する植栽帯や芝生で、地表温度を下げる“緑のクッション”をつくる
・濡れ縁やウッドデッキで、素足でも過ごせる“逃げ場”を確保
4.目隠し兼日除けフェンスの設置

隣地からの視線を遮りながら、日差しも和らげる“縦格子”や“半透過型”のフェンス。
視線コントロールと通風・遮熱性の両立は、プライベート性の高い外構において必須の視点です。
・完全目隠しではなく、風と光をほどよく通すデザインを選ぶ
・西日が強い方向にフェンスやルーバーを計画し、室内の暑さも軽減
・素材やカラーを建物の外観と揃え、邸宅全体の統一感を高める
美しさを守りながら、熱を遠ざける。

外構は、ただの“屋外の装飾”ではなく、
室内の快適性や住まい全体の温熱環境にも密接に関わる存在です。
美しい景観を保ちながら、夏の熱をいかに遠ざけるか――。
その設計次第で、夏の暮らしやすさは大きく変わります。
夏を涼しく、美しく暮らすために。
邸宅外構における遮熱設計の見直しを、今こそご検討ください。
ご相談は【堀切庭苑】へ
当苑では、設計段階からの遮熱対策はもちろん、
既存外構へのアップデート・部分リフォームにも柔軟に対応しております。
- 緑陰・日除けを活かした外構プランニング
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ご家族構成やライフスタイルに応じたオーダーメイドのご提案で、
夏を涼やかに迎える一歩として、
お住まいの快適性と美観を両立する外構・エクステリア設計を丁寧にお届けいたします。
季節の外構コラム一覧
遮熱対策だけでなく、雨・夜・台風・落ち葉と、
季節ごとの視点から外構を見直していただけます。

