2025年06月10日

お知らせ 季節コラム

6月|雨音を楽しむ外構設計──意匠と機能の両立

しとしとと降る雨に、静けさと情緒を感じる季節。
邸宅の外構においても、ただ“耐える”だけの設計から、

雨を味方にする「しつらえ」へと進化する時代が訪れています。
石畳に描かれる水紋、軒から滴る雫の音、濡れた木々が放つ香り――

それらはすべて、計算された設計と素材の選定によって
“暮らしを豊かにする演出”へと昇華します。

雨を楽しむ邸宅外構の設計ポイント

1.素材が奏でる音と光
天然石や木材に落ちる雨粒は、視覚と聴覚の両方で空間を彩ります。
素材ごとの“音の質感”を意識することで、梅雨の時間が五感に響くものへ。

2.水を流す意匠設計
単なる排水ではなく、“水の動き”を景観の一部として捉える考え方。
意匠的な階段や敷石の設計により、空間全体に静かなリズムが生まれます。

3.雨に映える植栽選定
艶やかに光る葉、雨露を宿した花。
雨の日こそ美しく見える植物を中心に構成すれば、梅雨が待ち遠しくなる庭に。

4.室内からの「雨景」設計
リビングやバスルームの窓越しに雨を眺める視点も外構設計の一部。
あえて余白をつくり、静かで贅沢な時間を演出します。

雨を憂う季節から、雨を慈しむ邸宅へ

雨の音が心を整え、濡れた景色が感性を潤す――
そんな邸宅外構は、日常に小さな感動と静かな豊かさをもたらします。

  • 雨を活かした意匠・導線設計
  • 素材・植栽・音のトータル演出
  • 既存外構への部分的リノベーションも対応可能

堀切庭苑では、四季と調和する外構設計をご提案しています。

042-306-0707平日|9:00~17:00(土日祝日・年末年始除く)