オートロックと避難経路を両立する、旗竿地アパートの門まわり設計
| 物件タイプ: | 賃貸アパート(8世帯) |
|---|---|
| 施工地: | 東京都世田谷区 |
| 竣工日: | 2023年6月12日〜8月1日 |
| 施工期間: | 1カ月半 |
両開き門扉 / 門柱 / 門袖壁 / 表札 / ポスト / 宅配ボックス / インターホン(オートロック対応・集合インターホン格納) / アルミ形材フェンス / 人工木フェンス(目隠し) / 階段 / スロープ / 土間コンクリート / インターロッキング / ゴミストッカー / 自転車止め / 門柱灯 / ゴロタ石 / 化粧柱 / 花壇
・旗竿地の通路幅条件下で、避難経路寸法を満たす門扉開口をオーダーで調整
・オートロック対応の集合インターホンを門柱へ格納し、通路幅と機能集約を両立
・世田谷区の緑化規制に合わせ、本数・面積・接道緑化を整理して申請まで対応
・約1mの高低差に対し、スロープと階段の勾配・動線を整えて共用部の使いやすさを確保
・ゴミ置場・駐輪寸法やメーター位置など、現場調整を重ねて計画精度を担保
規制条件が多い賃貸外構
8世帯の賃貸アパートの外構計画です。
シングルからDINKS世帯を想定した住戸構成で、住宅街の中でも落ち着いた環境に位置していました。
オーナーさまからは、防犯に配慮したオートロック対応、避難経路の確保、世田谷区の緑化規制への対応に加え、ゴミ置場や駐輪に必要な寸法条件まで含めた計画整理が求められました。
旗竿地の通路幅を整理
敷地は旗竿地で、通路の間口は必要最低限の寸法で計画が進んでいました。
そこで門扉は、開口寸法が避難経路の必要寸法を満たすよう、オーダーで調整しています。
通路を狭めないことが前提となるため、門まわりは機能を集約しながら、納まりを一つずつ整理しました。
門柱に機能を集約
オートロック対応のインターホンを外構側で成立させるため、建築設計・現場と連携し、集合インターホンを門柱に格納する提案を行いました。
門柱には宅配ボックスとポストもまとめ、必要な機能を過不足なく整理しています。
あわせて下部のフットライト埋込や門柱灯により、夜間の視認性にも配慮しました。
高低差を踏まえた動線
敷地には約1mの高低差があり、スロープと階段を組み合わせながら、玄関奥の駐輪スペースへ導く動線計画となりました。
共用部としての使いやすさを前提に、登りやすい勾配や段差構成に気を配っています。
また、隣家塀の側面が視界に入る箇所には、目隠しフェンスを取り入れ、景観の落ち着きを整えました。
緑化規制と申請対応
世田谷区の緑化規制は条件が厳しく、本数・面積・接道緑化など、複数の要件を満たす必要がありました。
建物のスケジュールに合わせて植栽計画を組み、申請を通すところまで対応しています。
維持管理の負担が過度にならない構成も意識しました。
現場での微調整を積み重ねる
入口付近には水道メーターが複数並ぶ条件があり、舗装計画と干渉しないよう、寸法と位置を確認しながら現場で調整しました。
ゴミストッカーや自転車止めも含め、共用部に必要な寸法が確保できるよう、要点を押さえて整えています。
周辺計画も含めた景観提案
隣接してオーナーさまのご自宅やご子女さま宅の計画も進んでいたため、周辺の景観を見据えた提案ができたことも、本件の特徴です。
完成後は早期に満室となり、立地に加えて防犯性や景観の整え方が、住まい選びの判断材料になったと考えています。
賃貸外構は、規制・防犯・共用動線など条件整理の精度が、そのまま運用価値に反映されます。
要件を一つずつ整えながら、無理のない形で成立させていきます。
このようなお庭&外構工事をご希望の方は、お気軽に無料相談へお問い合わせください。
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